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加齢とともにボリュームが減る唇のメカニズムを解明 筋線維タンパク質が関与

ポーラ・オルビスグループの研究・開発・生産を担うポーラ化成工業株式会社(神奈川県横浜市/代表取締役社長:釘丸和也)は9月21日、加齢とともにボリュームが減る唇についての研究結果を発表した。

同研究によって以下の3点が明らかになった。

①加齢によって、唇の筋線維を構成するタンパク質が減少する

唇の中で大きな体積を占める、口を動かす筋肉(口輪筋)の変化を調べたところ、加齢とともに筋線維の占める割合が減ってしまうことを発見した。

さらに筋線維を構成するタンパク質(ミオシン重鎖タンパク2/MYH2)の量も加齢とともに減ることを発見(図1)。

図1

唇のボリュームが減る一因として、筋線維を構成するタンパク質が減り、筋線維がやせてしまうことが考えられた。そこで筋線維状態の改善につながる方法を探ることとした。

② 唇由来の線維芽細胞と筋細胞のネットワーク(情報伝達物質などを介した細胞同士の相互関係)を活性化することで筋線維を構成するタンパク質が増える

これまでの知見から唇の真皮に存在する線維芽細胞が筋肉に影響を与えている可能性が考えられた。

実際に唇由来の線維芽細胞を使った実験で確かめると、線維芽細胞の働きによって筋線維を構成するタンパク質が筋細胞で増えることを発見した(図2)。

図2

さらに、タンパク質を増やす効果は線維芽細胞でRNAの一種であるLINC00942※1の発現量を増やすことで、より高まることが分かった。このことから、唇由来の線維芽細胞に働きかけてLINC00942を増やすと、唇の筋肉の増加につながると考えられた。

※1「ジャンク」と呼ばれるDNA領域から作られるRNAの一種。このRNAが多い線維芽細胞は周りの細胞の機能を高める

③ セージエキスとオオバナサルスベリエキスの組合せは細胞間ネットワーク活性化に関わるRNAを増やす

そこでLINC00942の発現量を増やすエキスを探索したところ、セージエキスとオオバナサルスベリエキスを組み合わせたものに効果を見出した。

これらのエキスを使用した化粧品は、筋肉の厚みを増し、立体的でふっくらした唇を実現すると期待できるようになった(図6)。

図6

これらの発見について同社は、今後、ポーラ・オルビスグループの商品やサービスに活用していくとしている。

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