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アーモンド接種で紫外線B波への肌抵抗力向上 カリフォルニア・アーモンド協会が発表

アーモンド生産農家や製造加工業者で組織されるカリフォルニア・アーモンド協会(米国カリフォルニア州モデスト)は9月15日、アーモンドを摂取することで、UVB(紫外線B波)によるダメージに対する肌の抵抗力が高まることを示唆する新しい研究結果を発表した。

研究では、アジア人の若くて健康な女性を対象に、アーモンドの摂取がUVBに対する抵抗力を高め、肌の老化を抑えるかどうかを調査した。

参加者(n=29、年齢18-45歳)は、フィッツパトリック・スキンタイプ※II、III、IVの女性で、12週間にわたり、毎日アーモンド(42g、246カロリー)または同カロリーのプレッツェル(ドイツ発祥の焼き菓子パン/51g、200カロリー)のいずれかを摂取してもらった。

※紫外線に曝露されたことによる感受性を元に、ヒトの肌の色を6段階に分類した尺度(Wikipedia)

この主要目的は、腕の内側の皮膚に紅斑(赤み)を誘発する、UVB照射によるMED(医学的数値)を定量化することであった。 副次評価項目としては、顔面皮膚のメラニン、水分、皮脂、紅斑、アラガン肌荒れ基準があった。

その結果、アーモンドを摂取した介入群では、最終調査時(12週間後)におけるMEDおよび紅斑を誘発するのに必要な照射時間が、調査開始時(ベースライン)と比較して、有意に増加(p=.006)した。

さらに、アーモンドを摂取した介入群とプレッツェルを摂取した対象群では、MEDの増加量が統計的に異なっていたことがわかった。

具体的にみると、アーモンドを摂取した介入群では、ベースラインから12週目までの間に、MEDが415±64から487±59(18.7±19.2%、p+0.006)に増加したのに対し、プレッツェルを摂取した対象群の女性では415±67から421±67(1.8±11.1%)に増加した。

また、最小の紅斑(赤み)に到達するまでの照射時間に関しても、アーモンドを摂取した介入群(160±23から187±25(17.5±22.2%)に増加)では、プレッツェルを摂取した対象群(165±27から166±25(1.7±14%)に増加)に比べて有意に増加した(p=0.026)。

このことにより、ベースライン時には両群ともMEDに有意な差がなかったことから、MEDの変化はアーモンドの介入によるものであることがわかった。

たとえば、アーモンドを摂取した介入群におけるMEDと照射量の増加は、12週間後では、プレッツェルを摂取した対象群と比較して、紅斑(赤み)を誘発するのに、より多くのUVB照射が必要であったこと、つまりアーモンド摂取群のUVB抵抗力が向上したことがわかった。

同協会はこの研究の結論として「アジア人の若い女性が、12週間にわたりアーモンドを1日1回(42g)間食したところ、UVB耐性が向上しました。 この結果は、アーモンドを食生活に取り入れることで、UVBに対する皮膚内部の防御機能が向上することを示唆しています]と述べている。

なお、アーモンドの介入によって紫外線耐性が向上したメカニズムについて研究者らは、アーモンドに含まれる栄養素(一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸、ビタミンE、ケルセチン(フラボノイドの一種)、その他のフェノール化合物やポリフェノール化合物)が、ヒトの皮膚の抗酸化力や抗炎症力を向上させ、それがUVBに対する防御力の向上につながっているのではないかと推論している。

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