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ノニの種子エキス、抗炎症作用をマウス細胞の実験で確認

食料・食品・化粧品等の製造販売や輸出入を手がけるモリンダ ワールドワイド インク(本社:米国ユタ州/CEO:ブレント・ウィリス)は9月13日、城西大学薬学部薬学科・栄養治療学研究室との共同研究において、フレンチポリネシア産のノニ植物(学名:Morinda citrifolia)の種子エキスに抗炎症作用があることをマウスの細胞を用いた研究により明らかにしたと発表した。

同研究は、ノニの種子エキスが、リポ多糖(LPS/主としてグラム陰性菌の外膜に存在する多糖)で刺激したRAW264細胞(マウスマクロファージ様細胞株)に対して抗炎症作用を示すかどうか確認することを目的として実施されたものだ。

検査の方法は、ノニ種子エキスの抗炎症作用を確認するため、一酸化窒素(NO)と炎症性サイトカイン(活性物質)の産生量を評価した。

その結果、ノニ種子エキスは、細胞生存率に影響を与えることなく、NO産生を有意に抑制し、ノニ種子オイル、葉エキス、果実エキスよりも高い活性を示した。

(下/グラフ1:LPSで刺激したRAW264細胞におけるNO産生に対するノニ種子抽出物またはオイルの抑制効果)

また、ノニ種子エキスは、炎症性サイトカインの誘導型一酸化窒素合成酵素(iNOS)と腫瘍壊死因子-α(TNF-α)のメッセンジャーRNA発現を抑制することが分かった。

(下/グラフ2:LPSで刺激したRAW264細胞におけるiNOSおよびTNF-αの発現に対するノニ種子エキスの効果誘導型一酸化窒素合成酵素(iNOS))

これらの結果は、ノニ種子エキスの抗炎症作用が、炎症性メディエーター(伝達物質)の発現低下に関係していることを示唆しており、ノニ種子エキスの治療的利用の可能性を支持するものとなった。

なお、ノニは、太平洋諸島、東南アジア、オーストラリア、インドで見られる小さな常緑樹。ポリネシアで何千年もの間、食料源として、そして薬用(通常は皮膚に塗布)として使用されてきた。現在では、サプリメントとしてがんの予防、感染症の予防、高血圧の治療、そのほかさまざまな症状・疾患の改善のために良いとされている(厚生労働省「『統合医療』に係る情報発信等推進事業)。

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