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美容ローラーを模倣品から守る 知的財産権侵害に断固たる措置

日刊工業新聞のコンテンツを配信する「ニュースイッチ」は7月27日、株式会社MTG(愛知県名古屋市/取締役会長:大田嘉仁)が、同社製の美容ローラー「ReFa CARAT」などの模倣品対策に力を入れていくことを報じた。

ReFa CARATのコピー品は2014年7月、同社によって初めて発見された。同社がこのコピー品の性能を確認した結果、「マイクロカレント(微弱電流)が流れない」、「ローラーがプラチナコーティングされていない」、「防水仕様ではない」など、正規品とは異なった仕様、品質の製品であることが判明した。

また、実際にコピー品を購入してしまった顧客からは、「購入した時点で既にローラーが外れかけている」、「普通に使用していたらローラーが外れてしまった」という「苦情」が寄せられている。

これを受けた同社は、特許庁の広報事業「コピー商品撲滅キャンペーン」に賛同し、関係省庁の協力のもと、断固たる姿勢で模倣品対策に取り組んでいる。

コピー商品に関する最近の発表としては2021年4月のReFaブランド特許権侵害訴訟で最高裁判決が確定した事例がある。

これは株式会社ファイブスター(大阪府大阪市)に対し、特許権侵害に基づき「ゲルマ ミラーボール美容ローラー シャイン(品番 DR-250C)」他、合計9製品の譲渡等の差止め、製品の廃棄、及び損害賠償金の支払いを請求していたものだ。

その結果、2020年2月に知的財産高等裁判所(特別部)の大合議によりMTGの申立てを相当と認め、譲渡等の差止め、製品の廃棄、及び損害賠償金約4億4,000万円の支払を認める判決が出された。その後ファイブスターによる最高裁への上告の受理申立てが受理されない決定が出されたことから、判決が確定した。

「ニュースイッチ」では、模倣品に対する同社の姿勢について、「知的財産権侵害の訴訟も積極的だ。これまでの裁判では30件全てに勝訴した。『多額の賠償金を支払わせ、模倣品を作るうまみがないと思い知らせる』(法務知的財産本部長の長谷川徳男執行役員)と、断固とした態度を示し続ける」と報じた。

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