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美肌機能にかかわる酵素増加と皮老化兆候に関する実験結果を発表

株式会社ファンケル(神奈川県横浜市/代表取締役社長CEO:島田和幸)とキリンホールディングス株式会社(東京都中野区/代表取締役社長:磯崎功典)は8月6日、キリンが保有する白麹菌の抽出物に含まれる成分「14-デヒドロエルゴステロー(14-DHE)」を含有する白麹菌抽出物を配合した美容液の連用試験を実施したところ、角層中の「アルギナーゼ1」量が増加するとともに、幅広い肌老化の兆候が改善したことを確認したと発表した。

この連用試験では、まず健常皮膚を有する50歳以上の女性32名に、白麹菌抽出物配合の美容液と無配合美容液を、それぞれ指定した左右顔半分に、朝晩のスキンケアとして使用してもらい、使用前と使用4週間後に肌測定を実施した。

その結果、角層中の「アルギナーゼ1」量は、白麹菌抽出物側で使用前と比較して4週間後で有意に増加し、無配合側では有意な増加は見られなかった(図1)。

また、黄ぐすみの指標となる皮膚色b*値、及びキメ(皮丘)の大きさも、白麹菌抽出物側の使用4週間後において、有意な低下を示した(図2、3)。

この結果から両社は「14-DHEを含有する白麹菌抽出物が、エイジング世代の肌悩みに対して有効である」と考えるに至った。

今後、ファンケルは、この知見を製品開発に生かし、エイジング世代に向けた同社の化粧品に配合する予定だ。

なお、アルギナーゼ1は、タンパク質の一種で、シミの原因となる活性酸素の発生を抑え、メラニン産生が起こらないようにバランスを調整する酵素。肌表面に多く局在し、身体の炎症時に増加して、正常化させる機能を持つ。

また、皮膚色b値は、皮膚色の表し方のひとつ。知覚的に等色差性を持ったL、a、b表色系のうち、Lは明度、a、bは色の方向を示す。+bは黄方向、-bは青方向を示し、b値が低くなると、皮膚の黄味が薄くなる。

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