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社員たちの密なつながりから生まれた面白いアイデアを応援していきたい

株式会社ワム
代表取締役 山田 勝利

【Profile】2007年株式会社ワムに入社。マネージャーとして、同社の肝である人材の育成に長く携わる。2018年、株式会社ワムホールディングスの設立にともなって株式会社ワムの代表取締役に就任。従来の機器や化粧品等の販売に加え、コンサルタント事業など、事業内容の多角化にも力を入れている。

オンライン営業を学んで商機が全国に拡大

昨年は、オンライン化が急速に進んだ1年でした。緊急事態宣言中の2カ月間はテレワークを取り入れ、取引先様とのやり取りもできるだけオンラインに移行。もともと弊社は、「足で稼ぐ」アナログタイプの営業スタイルが主流でしたが、社員みんながスムーズに順応して対応してくれました。とくに、取引先様に商材の使い方などを教えるインストラクターのチームは、「オンラインの研修でもわかりやすくきれいに見える方法」を模索していたのは印象的でした。

こうした社員それぞれの工夫や研修を行なった結果、オンライン営業で商談がまとまるケースが徐々に増加。これまで展示会以外ではほとんどアプローチできていなかったお客様ともスムーズにコンタクトが取れるようになり、全国に販路が拡大したのは、うれしい誤算でした。

ただ、やはり一番の気がかりは取引先サロン様のこと。自粛期間中は、多くのサロン様が休業や時短営業をしていました。店舗にお客様がいらっしゃらない以上、私たちが何とかできる問題ではありません。私を含め、幹部は内心、「問題は長引くだろう」と覚悟していましたが、社員たちには「今はピンチだけど、どうにかチャンスに変えよう」とくり返し伝えました。まずはサロン様に元気を取り戻してもらうのが最優先。

「2カ月間は売り上げがゼロになってもいいから、そのための行動を積極的によう」と、手紙を書いたり、オンラインで励ましたり、新しい情報を提供したり……。社員それぞれが工夫しながらサロン様と向き合いました。もちろん、閉店を選んだサロン様もなかったわけではありませんが、できる限り存続していけるよう、私たちにできる最大限の応援をしようという一心でした。

自粛が明けてからは、サロン様にもお客様が徐々に戻り、弊社の売り上げも、目標値には届かないものの、昨年並みを維持することができました。このコロナ禍にあって、この成績を上げることができたのは、日頃から教育に力を入れていた成果だと思います。その土台があったからこそ、社員一人ひとりが自主的に考えて行動できたのです。自粛期間中は、元気のない社員もいて心配しましたが、出社をしてみんなに会えることがうれしいのか、今はいきいきと仕事を楽しんでいますよ。

サロン様の下支えをするサブスクリプションを強化

今年はBtoBのサブスクリプション「NBSS(ニュービジネスサクセスソサエティ)」をさらに強化していきたいですね。「NBSS」は、マシンの利用権とともに、採用から教育、メニュー構成、技術など、あらゆる情報を定額料金でご利用いただけるサービスです。一昨年に開始して、徐々に営業のメインを単なる機器の販売やリースから「NBSS」に移行していく予定なので、今年はさらにスピードアップしていきます。

また、昨年から、弊社の基準に賛同し、遵守してくださっている優良サロン様とほかのサロン様を区別して、前者を守るという「優良認定サロン制度」を導入しています。弊社のホームページやSNSでも露出を増やしていくので、それらを集客にご活用いただければと思っています。「NBSS」も、「優良認定サロン制度」もコロナの影響もあり出足が多少遅くなってしまいましたが、弊社の社員は底力があると信じているので心配はしていません(笑)。

それよりも、高い対応力と結束力でコロナ禍のピンチを乗り越えてきた彼らから、面白い企画やアイデアがたくさん出るようになってきたので、これからが楽しみで仕方ありません。

~COMPANY DATA~
株式会社ワム

美容・健康を目的とした機器や化粧品の製造企画・販売、エステティックサロン事業、コンサルタント事業などを行なう。2013年発売の『ハイパーナイフ』は、業界トップクラスの認知度を誇る。2019年には、マシンの利用、採用、教育、メニュー構成などを定額で提供するサブスクリプションを採用した「NBSS(ニュービジネスサクセスソサエティ)」を開始。2020年にリニューアルした『ハイパーナイフ6』も好評。

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