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創業106年目の実績と経験を生かし“愛される製品づくり”を目指す

株式会社ベルマン
代表取締役社長 村賀 祐司

【Profile】15歳の時、祖父であり先代会長でもあった村賀忠男氏より、村賀の姓と会社を後継してほしいと告げられ、将来的に会社を継ぐことを決意。2007年、26歳で株式会社ベルマンに入社。一般社員、係長、営業統括、取締役を経て創業100周年を迎えた2015年に代表取締役社長に就任。

構想から5年をかけた美白美容液が大反響を得る

コロナ禍においては先代会長で祖父の、村賀忠男の著書『ガイアからのメッセージ』にある「そう失望するな、どんな苦労も長くは続かない。そう有頂天になるな、どんな楽しみも長くは続かない」という言葉が大切なメッセージとして改めて胸に響きました。

まずは顧客であるサロン様に対して弊社が力になれることとして、当時市場から消えていた消毒用エタノールを弊社の持ちうるルートで可能な限り入手し、取引先様に無料配布させていただきました。またサロン様の経営状況を支えるべく、これまで以上に物販強化の提案を行ない、それは現在も継続しています。具体的には弊社化粧品の講習会や健康食品メーカーと協力したセミナーのオンライン開催などです。物販に意欲的でなかったサロン様もその重要性に着目している今、来店客が商品に興味を持ったり、セールスが苦手なサロンスタッフもお声がけの
きっかけをつくれたりする店頭用ポップやポスターの制作といったお手伝いもこれからもしていきたいと考えています。

昨年の大きな成果としては、構想から約5年の歳月をかけて完成したピンポイント美白美容液『ホワイトリム』のデビューが挙げられます。美白美容液は、ボトルから手に出して顔に塗るものが一般的。そのため、顔全体につけることになるので、肌が全体的にトーンアップし、かえってシミが目立ちやすくなるといったケースが見られました。そこで弊社が開発したのがシミ部分のみに塗布できるペン型の美容液です。人にも地球にも優しい化粧品会社として歩んできた弊社のお客様は、基本的にデリケートな肌の方ばかり。ですから美白美容液を開発するにあたってはデリケートな肌の方にも安心かつ確かな結果を得られる製品を目指しました。

中身には、2つの医薬部外品有効成分プラス13種のサポート成分を配合し、パラベンや合成着色料などは排除。医薬部外品ということもあり、発売にいたるまでたくさんの壁を乗り越えなくてはなりませんでしたが、初お披露目となった昨年のBWJ大阪では予想以上の好評を博し、開催初日の午後には完売という、これまでの努力が報われる大反響がありました。今年もすべてのBWJに出展を予定しており、サロン様、ユーザー様のお役に立てるよう、さらに認知度を広めていきたい所存です。

社員の能力向上を図り顧客に寄り添っていきたい

今後のサロン経営においては、やはりホームケア商材の充実はこれまで以上に大切になると考えています。それと同時にエステティックサロンは改めて、人の手から伝わるぬくもりや癒しの力に目を向けていくべき時代でもあるのではないでしょうか。緊急事態宣言解除後はお手入れをしてもらうことの喜びを再実感したというお客様も多く、ストレスフルな社会で肌と心の状態を健康に保つためにも、質の高い施術は必要不可欠なものと再認識したからです。

弊社では社員に対してはいつも「サロン様の相談役になれるように」と伝えています。情報量が不足しがちな個人サロン様であれば、製品や業界の価値ある情報を届ける、勉強会などを開催する、メニュー開発の相談に乗る、スタッフ育成のサポートなど、サロン様の規模や状況によって適切なサポートができる存在でありたいと思っています。取引先様とのさらなる関係強化のためには、社員一人ひとりの能力の向上が必須です。知識がなければ役に立てることに限りがありますし、適切なサポートをすることもできません。そこを踏まえ、今年はより社員教育にもしっかり取り組んでいきたいと思います。

~COMPANY DATA~
株式会社ベルマン

1915年(大正4年)創業。「美しさを育てて愛される人へ」の願いをブランド名に込め、化粧品の開発・製造に従事。1970年代に起きた化粧品をめぐる訴訟をきっかけに、純自然派化粧品の研究に着手。1984年にゲル化粧品『ノンルースゲル』シリーズを開発し注目を集める。外面・内面・精神の三面美容を提唱し、真の美しさを育てる化粧品を追求し続けている。

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