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後を絶たない、まつ毛エクステンションの危害

国民生活センターでは2010年2月17日、「まつ毛エクステンションの危害」を公表し、消費者に注意喚起するとともに消費者庁に危害の未然防止・拡大防止を要望しました。これを受けた消費者庁は、厚生労働省に危害防止の更なる徹底を要請し、まつ毛エクステンションの施術に係る安全性の確保等についての検討が行われ、美容師の養成課程における教育の充実と消費者への情報提供等の取組の徹底が図られ始められているところです。

PIO-NET(パイオネット:全国消費生活情報ネットワーク・システム)には、まつ毛エクステンションの施術を受けたことにより目が痛くなったなどの危害情報が2010年度以降の5年間で599件寄せられており、毎年100件以上で推移しています。また、医療機関ネットワークにも3件の情報が寄せられています。

まつ毛エクステンションは美容行為であり、施術者には美容師の免許が必要ですが、警察庁によると、まつ毛エクステンションに係る美容師法違反での検挙事件数は2013年に大きく増えています。

そこで、まつ毛エクステンションによる危害を減らすため、PIO-NETの最近の危害情報を分析するとともに、利用者の実態や、施術に用いられる接着剤などについて調査し、消費者に情報提供することとしました

消費者へのアドバイス
・まつ毛エクステンションにより目やその周辺に危害が起きています。施術を受ける場合には、十分な注意が必要です。
・目やその周辺に異常を感じた場合には、直ちに医療機関を受診しましょう。
・まつ毛エクステンションの施術で危害を受けたら情報提供しましょう。

業界・事業者へのアドバイス
・まつ毛エクステンションの施術に用いられる接着剤について、より安全性の高い商品を開発するよう要望します。また、商品には主な成分等を表示し、トラブルが起こった際には原因が究明できるよう、成分情報の開示を要望します。
・まつ毛エクステンションの利用者に対して、施術が可能であるかの確認を行い、健康被害などのリスクについて分かりやすく十分な説明を行うよう要望します。また、施術中や施術後に異常や違和感があった場合には、医療機関を受診することを周知するよう要望します。
・まつ毛エクステンションに関する技術と知識を備えた美容師を早急かつ着実に育成するよう要望します。

行政への要望
・まつ毛エクステンションの施術に用いられる接着剤について、安全性が担保されるよう対応策を検討するよう要望します。
・再度、まつ毛エクステンションに関する技術と知識を備えた美容師の早急な育成を業界に促し、併せて、利用者への健康被害のリスク等についての情報提供の取組の徹底を指導することを要望します。
・美容師法に抵触するおそれのある施術所及び施術者に関する相談事例がみられました。引き続き調査を行うとともに、問題があった事業者に対し指導することを要望します。

●詳細掲載ページ
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20150604_1.html
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20150604_1.html#gyokai

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